沖縄県石垣市のさくら鍼灸院・接骨院

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応急処置

こんにちは。

突然ケガをしてしまった時、皆さんはまず何をしますか?
「とりあえず安静にする」「氷で冷やす」など、これまでの経験を思い出したり、スマートフォンで「ケガ 応急処置」と検索したりして対応する方が多いのではないでしょうか。

私自身も、専門学生の頃は「RICE(ライス)処置」という方法が基本だと教えられ、スポーツ現場でも迷わず実践してきました。
しかし近年、このRICE処置について「本当に最善なのか?」という見直しの声が上がり、「PEACE & LOVE(ピース&ラブ)処置」という新しい考え方が提唱されています。

今回は、これまで一般的だった「RICE処置」と、現在注目されている「PEACE & LOVE処置」について、できるだけ分かりやすくご紹介します。


1.RICE処置とは?(これまでの常識)

RICE処置は、捻挫・打撲・肉離れなどのケガをした直後の対応として、長年使われてきた方法です。

RICEの意味

  • R(Rest):安静にする
  • I(Ice):冷やす
  • C(Compression):圧迫する
  • E(Elevation):心臓より高く上げる

主な目的は、腫れや痛みをできるだけ早く抑えることでした。
スポーツの現場や医療の教育でも、「まずはRICE」と教わった方は多いと思います。


2.なぜRICE処置が見直されているの?

最近の研究では、RICE処置の中でも特に
「冷やしすぎ」や「長期間の完全な安静」について、注意が必要だと考えられるようになってきました。

炎症は、実は回復に必要な反応

炎症というと「悪いもの」というイメージがありますが、
実は体が傷を治そうとするための大切な反応でもあります。

過度に冷やしたり、炎症を強く抑えすぎると、
かえって治りが遅くなる可能性があることが分かってきました。

ずっと安静にしすぎるのも問題

長く動かさない状態が続くと、

  • 関節が硬くなる
  • 筋力が落ちる
  • 元の動きに戻りにくくなる

といったデメリットが出ることもあります。


3.PEACE & LOVE処置とは?(新しい考え方)

PEACE & LOVE処置は、
「ケガをした直後」から「回復していく過程」までをまとめて考える方法です。

RICE処置を完全に否定するものではなく、
体の治る力を活かしながら、段階的に回復を目指すという考え方が特徴です。


■ PEACE(ケガ直後~約72時間)

ケガをした直後の対応を表しています。

  • P(Protect):無理をせず、患部を守る
  • E(Elevate):心臓より高く上げて腫れを抑える
  • A(Avoid anti-inflammatories):痛み止めや冷やしすぎに注意
  • C(Compression):適度に圧迫する
  • E(Education):今後どう動くべきかを理解する

ここでの大きなポイントは、
「炎症を無理に全部止めない」という考え方です。


■ LOVE(回復に向かう時期)

痛みや腫れが落ち着いてきた後の段階です。

  • L(Load):痛みを目安に、少しずつ動かす
  • O(Optimism):前向きな気持ちを保つ
  • V(Vascularisation):軽い運動で血流を良くする
  • E(Exercise):回復のための運動を行う

体だけでなく、気持ちの面や血流の改善も大切にしているのが特徴です。


4.この考え方の根拠は?

2020年に、スポーツ医学の専門誌
British Journal of Sports Medicine に掲載された論文で、
「RICEだけで終わらせず、回復までを考えたPEACE & LOVE処置が有効」と提唱されています。

また、炎症が組織修復に必要であることは、
これまでの多くの基礎研究でも示されています。


5.注意点

  • RICE処置が完全にダメというわけではありません
  • 痛みを和らげる目的での冷却が役立つ場合もあります
  • 骨折や重度の靱帯損傷が疑われる場合は、必ず医療機関へ

まとめ

PEACE & LOVE処置は、
「ケガをした直後から、元の状態に戻るまで」を一つの流れとして考える方法です。

実際、接骨院でも
「腫れが引いてきたので、少しずつ動かしていきましょう」
といった段階的なアドバイスは日常的に行っています。

この考え方は、そうした経験的な対応を
理論的に整理したものとも言えます。

ただし、
「いつから動かしていいのか」
「どこまで負荷をかけていいのか」
を自分で判断するのは簡単ではありません。

少しでも不安があれば、ぜひご相談ください。
その時点で考えられる最善の方法を、一緒に探していきましょう。

次回予告

実は我々、今回綴った応急処置のプロフェッショナルなんです!

我々が持っている医療資格の

柔道整復師

については、それほど知られていないと思います。

次回はこの

柔道整復師

について綴っていこうと思います。

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